京都市で不動産買取や売却は人生において大きな事業です。しかし一般的には生涯で何度も経験することではないため、分からないことも多くありますし、それでも少しでもよい取引ができるようにと思うことは心情でしょう。
ここでは少しでもよい取引のお役に立てるよう不動産査定の基礎知識から、成功する不動産買取についてのお話しをいたしましょう。
不動産査定の基礎知識
不動産買取・売却にあたり最も大切で、はじめの一歩になるのが「査定」です。「査定」とはその不動産がいくらで売却できるかを算出することです。その際、政府が公表する「土地公示地価」(令和4年京都市公示地価平均は425,954円/㎡)、や「路線価」、類似の物件や物件そのものの条件(築年数、面積、現況等)また、過去の取引実績などさまざまなデータをもとに算出します。
査定の方法は、2つあります。机上査定と、訪問査定です。
机上査定とは
机上査定とは、現地に出向くことなく、アンケートやヒヤリングなどをもとに立地条件や路線価、類似物件などのデータと照らし合わせて「おおよそ」の価格を算出する方法です。データのみをもとに算出する方式のため、メールやその他非対面による査定も可能であり、匿名で問い合わせられ気軽に知ることもできます。また、無料であることも多くありおおよその額を知るために、まずは机上査定から始めることをお勧めします。
訪問査定とは
訪問査定とは、実際の現地に出向いて物件の状態を細かく調査し価格を決定する方法です。現地確認するためデータだけでは分からないことも顕在化し、より正確な金額を算出することができます。また物件の状態だけに限らず現地の実際の環境状況、例えば、ご近所トラブルや騒音などの問題がないかなどを知ることができ、査定に加味されることもあります。
正確な金額を知る上では訪問査定は欠かせないプロセスになります。
机上査定と訪問査定、どちらがよいのか
不動産買取・売却における査定方法について結論をお話しすると、どちらが良いということはありません。というのも、最終的に不動産買取・売却をする際には正確に価格を出さなければならないため、実際に現地での「現況確認」が必要になるからです。反対におおよそ程度に知りたいときは机上査定で良いということになります。
つまり、具体的な時期も決定していて売却をお考えの場合は「訪問査定」を、具体的には決まっていないが買取売却を考えている場合は、「机上査定」が適していると考えるとよいです。